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本当は、獣医学校に行きたかった
貫一の実家は、北海道浜益郡浜益村でコンブを採り、それを原料にして、いわゆるヨード(*)を製造していました。 そこで、家業を継ぐために青年貫一は明治薬学校(現明治薬科大学)へ進学しました。 しかし、彼は本当は麻布獣医学校(現麻布大学)へ行きたかったのです。彼の部屋は、薬の本よりも獣医関係の本が多かったとのこと。親が上京したときは大変だったそうです。なぜなら、その獣医書を隠さねばならなかったのです! 実家の船が嵐で難破、そして廃業!!! 彼は、新聞記者となります。 やがて、アイヌ犬の研究を始めます。この研究の下地、実は青年時代にすでにできていたわけです。
動物好きは天性!・・・貫一は、馬も大好きだった
(提供:伝法貫一氏親族) (*) 昔から傷口の消毒にヨードチンキが使われてきました。イソジンなどのうがい薬にも、同様の成分が使われています。コンブなどの海藻や海産動物には、黒紫色の固体であるヨウ素(I)が含まれ、ヨウ素のアルコール溶液をヨードチンキといいます。 |